NoteStudioをGet

Shino-jiのPalmware日記さんのところで再三取り上げられていたNoteStudio、 Wikiノートということだが、自分のTXにはPsLinkも入れてあるし、あまり気にしていなかったのだが、Windowsにコンパニオンソフトが存在し、(というよりもWindows版が本家でPalm版がコンパニオンということなんだろうが) 日本語もなんとか通る、というエントリーを見たからには一度はトライして見なければ気がすまなくなった。

で、昨日落としてきて、

夜には購入していた(爆) 定価50ドル、PalmGearの2割引セールで10ドルもうけ。 といってみても40ドル財布から消えていったことに変わりはない。

実は決め手になったのはdogMelon社のホームページにあるビデオチュートリアルなのだ。 オーストラリア訛りではあるが、比較的わかりやすい英語で、NoteStudioの操作方法が説明されているのだが、ミスタイプをバックスペースで消すような動作が頻繁にでてきて、手作りの味、非常に親しみやすい。

 

さらに、GTDのテンプレートの説明まであって、GTDをWikiで使うというのはこういうことか、なるほどなあ、と思った。 このGTDのサンプルBook(NoteStudioではファイルをBookという概念で使用している模様)のマニュアルの中に定型文の入力は TeikeiDAで処理、という記述があり、 これでなぜYahooのGTDグループの中で何度もTeikeiDAに関するエントリーが出てきていたかの謎が解けたような気がする。 

表示モードと編集モードを切り替えて使用する様になっており、表示モードではブラウザーのページのような感覚でリンク先の別のページにジャンプするようになっている。 このリンクと、バックリンクの一覧表示、という機能によって、ハイパーテキストを実現しているわけだが、BonsaiなどのOutlinerに比べて表示がすっきりする、という利点があるし、ヒエラルキーでは表現できないようなデータ同士のつながりも自由自在というわけだ(それがWikiなんだといえばそれまでだが)

文字のアトリビュートについてはアンダーラインは問題なくでるが、太文字、イタリックなどが、Japonでは表現されないのは仕方のないところ。

f:id:A2-living:20060814115212j:image 表示モードと f:id:A2-living:20060814115305j:image 編集モード

タグが”[” と ”]”になっているが、これはハードコーディングしてあり、他のキャラには変更不能。 そこで気になるのはPsLinkとのバッティングだ。 Pslink側の設定を変えればよい話だが、今までのデータを直すことになる。 でも大丈夫。 表示モードではタグが表示されないので、NoteStudioのBook内のページにちゃんと飛ぶ。 編集モードでは 例えば上の[Memoへのリンク]をダブルタップするとメモ帳の”Memoへのリンク”というページに飛んで行く。 めでたしめでたし。 って、だからどうしたのよ、何かの役に立つの?といわれても、それはもうアイデア次第という事で自分としても定かではないのだ。

ところでWindowsバージョンのほうは、Fontを”MS ゴシック”など、フォント名に日本語の混じったフォントを指定するとアプリケーションが終了できなくなる不具合を発見してしまった。 終了時にオプションをセーブしに行ったときの日本語文字の処理でおかしくなってるような気がする。 Encoding さえ日本語にしておけば、フォントはなんであれ、日本語の表示は行われるので致命的ではないが、まだまだ虫だしが続きそうだ。  早速、Userサポートに登録してチケットを書いてきた。 このあたりのバグレポートを積極的にやっていけば、だんだん洗練されてくる事を期待しよう

 Agendusを買わない理由

Agendusというと思い出すのがAction Namesから名前をActionName Datebookに変更した直後のIambicによるDatebk4.com, Datebk5.comドメイン名のの取得事件だ。 詳細はここに詳しいが、この事件はPimlicoのDatebkの売り上げには大いに貢献した(何と売り上げが2倍になった)ものの、上記ドメインを打ち込むとHome Pageにリダイレクトし、ActionName Datebookの製品紹介がでるように画策した肝心のIambicの宣伝キャンペーンは見事にバックファイアした。 4年も前のことだし、当時IambicのCEOが謝罪し、ドメイン返却の手続きを取ったことと、PimlicoのCESDさんが「過去のことは水に流して皆でPalmコミュニティーを盛り上げていきましょう」という趣旨のコメントを公表したことで一応終息したのだが、 自分にはそのときの後味のわるさがいまだに残っているのだと思う。

 ActionNames Datebookは名前がAgendusと変更され巷ではそれなりに評判が良いようだし、GUIの部分はサンプル画像を見てもDatebk6より洗練されている気がするのだが、自分は試用すらも考えたことが無い。 Tinysheetなんかも悪くない、と思うのだが さすがは蛇年、しつこいのだ。 というか、そのときのCESDさんのさわやかな対応(ほとんど発言しなかった)に感銘し、 どうせお金を払うなら慈善事業に(Datebkの収益金はゴリラ救済に当てられる)使ったほうがよい、とDatebk4/5を応援することに決めた、といったほうが当たっているだろう。

自分のような人間がいる以上、良い企業イメージを保つというのは相当大事な話で、相手の信用をなくしてしまうと取り返しのつかないことになる。 この出来事が1週間も経たずしてインターネット上にひろがるのを見て、ネット社会が発達した世界では安易なダメージコントロールなどしても無駄だと思った。 正直な商売をコンスタントにしていくものが最後に勝つなあ、というのが実感できる。

2Playme と (すこしだけ)MacroPlayPro

PalmGearが1週間という期限ではじめた20パーセントオフのセールについてはここでも触れられているが、 だからといって、買いたいものがなければしょうがない。 何か買うものがあるかなあ、と考えたときに一番最初に思いついたのが 2PlayMeというソフトウエア。

これはカテゴリーとしては、時計・アラームという分野に分類されている。 表向きは設定した時刻に指定のMP3プレーヤーを使ってお好みの曲を演奏する。 というものだ。 ただ、こういう使い方をしたければ 2Playme liteという$5の軽量バージョンで用は足りる。 $10の2PlayMe自体にはこれ以上というか、以下というか他の用途に使える機能がある。

お好みのMP3プレーヤーで曲指定できる以外に、好みのアプリと特別な機能を指定することができる。 

特別な機能というのはソフトリセットとか、バックライトの調整、スイッチオフなど。  そこで、時刻を指定して実行することに何か意味のある機能があるだろうか、と考えるわけだが、 例えば朝8時にバックライトを50%としておき、 夕方6時以後は0%、などという使い方があるかもしれない。 夜中の2時に一度ソフトリセットをかける、というのもありかな?

好みのアプリを立ち上げる、というものについてもPalmのアプリはインターアクティブな使用を考えて作ってあるものが多いから、時刻を指定して起動することに意義のあるアプリがあるかなあと、考えてしまう。 アプリを起動したあと、ボタンをタップするなどなんらかのユーザーアクションがないと何も起こらない、という可能性は高い。 この”(Music Player)以外のアプリケーション”を選択すると Enqueue Center buttonという、よくわけのわからないチェックボックスが出てくるのだが、 これにチェックを入れると5wayNavのセンターボタンをプッシュする動作が行われる、という意味だろうか。 そうだとしても、起動時にフォーカスの当たっているボタンがタップされるだけで必要な作業を実行してくれるアプリというのはちょっと考え付かない。

ただし、Ptoolsetとは相性が良いかもしれない。 Ptoolsetにはscriptを作成後、そのスクリプトをpScriptRunnerという、スクリプトを起動するだけのプログラムに割り当てられる機能があるので、これを組み合わせれば時刻指定で”off flushを起動してDbCacheのクリアを実行する”ようなバッチ処理ができるようになるだろう。 そんなのはMacroPlayを使えばよい、という議論も当然あるだろうが すでにptoolset`を持っている身としてはMacroPlayerを購入する意欲がない。 ただし、プログラミングの心得がないユーザーにとってはRecord機能のあるMacroPlayerのほうが使いやすいのは明らかだ。PtoolsetではタップをRecordingするかわりにScriptを書く必要がある。 

以下のシナリオを考える。「RescoBackupがあれば…..」と言う声はとりあえず無視する。

「夜中の2時にソフトリセットをかけ、その後off flushを起動してDbCacheをクリアする。」

まず 2playme + ptoolset

1) Ptoolset のpScriptpad に以下のスクリプトを記述する。

{ Pscript#0:: /&launch[@@Off Flush@@] /&tap[106,140]} //タップ位置はptoolinfo で取得

2) Pscriptrunnerのパッケージをダウンロードしてきて解凍、p0Script.prcをTXにインストールする。

3) 2playme で毎日夜中の2時にソフトリセットがかかるように設定する。

4) 2playmeで毎日夜中の2時5分にp0scriptを起動するように設定する。

MacroPlayProの場合

1) MacroPlayerPro で新規マクロの作成を指定

2)アプリケーション(Off Flush)を指定

3)マクロの名前を指定。 Clear memoryとでもしておく

4)Start Recording Bottonをタップしてレコーディングスタートするとoff flushの画面が現れるのでFlush Now ボタンをタップ。

5) フラッシュし終わったのを確認してからPowerボタンを押してRecording モードから抜け、MacroPlayProに戻る。

6)Clear Memoryというマクロがリストアップされているので右側のノートアイコンをタップして詳細設定画面に移動。

7)Schedule Macro ボタンをタップし、Whenのドロップダウンリストをタップすると、時刻設定以外にAfter Resetという項目があるのでこれは便利、と選択する。

これで ソフトリセット後にoff flush を起動してDbCacheのクリアを実行するマクロが作成された。 後はソフトリセットをかけるマクロを記録すれば自動的にチェインされてめでたし、と思ったのだが、指定の時刻にソフトリセットをかける、というような動作はMacroPlayだけでは無理なようだ。 mresetのようなツールを起動させればよいかとも思ったが、よくよく考えてみると,レコーディングの方法上、パームをリセットする動作のマクロをレコーディングすることはできないのだった。 

追記: 下のはきさんのコメントにあるようにSoftResetというフリーソフトで遅延リセットを利用してマクロを作成できる。Setting up is somewhat Tricky, but it works!

結局、

8a) 2Playme で毎日夜中の2時にソフトリセットがかかるように設定する。

または 

8b) SoftResetを使ってリセット用のマクロを作成し、真夜中の2時に起動するよう設定する。

というわけで、 上の例は 2playme + MacroplayPro or SoftReset + MacroPlayPro の場合、 ということになる。

ただソフトリセット後に開始するマクロを指定できるのは便利だと思った。 PaulおじにPtoolsetがOnした直後に起動するpScriptを指定できるような仕組みを提案してみようかな。

MacroPlayeProrはデモ版をダウンロードして試してみたのだが、やはりptoolsetと機能が重複するところが多いと思うので見送り

2Playmeは 正札10ドルのところ、20パーセント引きの8ドルで購入。 

今のところの使い方。朝の目覚まし音が中島みゆきの札幌スノーウイになっている。(笑)

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ところで、上のScriptの前に

CustBtn.001.1 pScript_01 {pScript#0::….

というように カスタムボタンと、pScript_XXのネームタグをつけておいてやると、このスクリプトはそれぞれ、PtoolButtonパネルへのプッシュボタンの登録、 ptoolsetPrefを使った画面タップ、ストローク、ハードボタンへの割付が可能になる。

 サーフィン初体験

いや、子供が体験したということで親は、ただみておりました。

ワイキキの浜辺を歩くと、否が応でもサーフィンをしている輩が目に留まる。 子供は沖にぷかぷか浮いているサーファーをじっとながめて興味津々、といった風情。  トレーニングのクラスがあったら受けさせてあげたいねえ、という話になった。

消防士のグループが開催しているレッスンがある、と教えてもらって早速インターネットで調べ電話をして話を聞いた。 12歳以下はプライベートレッスンになるという。 ワイキキから車で30分くらいのところの浜辺で練習し、2時間で立てるようになるという。 え、2時間で立てるようになるの?「地上でうつぶせ状態から5秒以内で立つ能力があれば、最初のレッスンで立てるようになります。」 

バイオリンキャンプが終わる日の翌日に予約を入れた。 さすがはハワイ、レッスンは英語が良いのか日本語が良いか、と聞かれた。 日焼け止めと水、着替えとタオルは自分でもってくるように、他の道具はすべて貸してくれるとの事。

朝、所定の時間に大型バンでホテルからピックアップされ、 ワイキキを離れH1を西へ30分。 キャンプ地にもなっている浜辺についた。 生徒は総勢10数名。グループレッスンでもインストラクター1名に生徒が3名という具合だ。 プライベートレッスンを受けるのは10歳の息子と11歳の男の子。グループレッスンは日本語を6名ほど。 英語が7~8人。 過去にサーフィンの経験があるもの約4名。

浜辺で45分の講習。

いわく

1. サーフィンで一番大変なのは立てることではなく、パドリングすること。90%の時間はこれをやっている。 そうかボードを漕いで沖にでなくちゃ始まるものも始まらないよなあ。<=その辺からわかっていないお父さん。

2.というわけで、ボードへのうつぶせ方と、基本的なパドリングの方法、波を乗り越えるときの姿勢などを講習。

3.たぶん海へ出たら100パーセント忘れるだろうけど一応、ということでうつぶせになった姿勢から立つまでの考え方を講習。

4.セーフティ、 他人のボードに轢かれそうになったときの逃げ方。(潜れ!)

5.波乗りできたからといって、砂浜に着地しないように (こける)

6.チャンネルと言って、潮が沖のほうに流れている場所があります。 砂浜にむかうのではなく、砂浜と平行に泳いでチャンネルから抜け出ること。 ハワイでも毎年10名くらい亡くなっています。

 息子の話によると、消防士といっても、インストラクターはほとんどレスキュー隊員のようで、こういう話は現実味がある。

講習の後はグループにわかれて、パドリングの練習と立つ練習を砂浜で5分ほどやったら、 

「さあ、そろそろ海にはいりますよー」って、 そんなもんでいいの? 

息子も「あーどきどきするなあ」と言いながら10フィートのボードをずるずるひっぱりながら海に入っていった。

沖までボードを漕いで行き、インストラクターに手伝ってもらって向きを変え、波を待ち、 インストラクターの合図で波にのるべく漕ぎ出し、 さあそろそろ立つかな?

後でそのときの心境を聞いたら ”Here I come, All or nothing” さあ来たぞ、いちかばちか”と思ったそうで。

あっさり立ってしまった。 そのまま手を水平にのばして、海岸から10メートルくらいのところまで乗ってきて、飛び降りた。 最初から成功。

こんなに簡単なんか?と思ったがそうでもないらしく、最初から立てているのは息子の他は経験者くらいだ。 だが、2-3回やったら、11歳の子も立てるようになり、そのうちティーンの女の子たちもみなたてるようになり、最後には家族連れのお父さんも中年のおばさんも皆一度は立っていた。 そのたてるようになる順番というのがほぼ年齢順になっている、 年の差とというのはおそろしいものだ。 それにかなり疲れるらしく、年配の方から時間を待たずに上がってくる。

息子のほうは、1時間たっぷり波のりを楽しんでいたが、最後のほうはさすがに疲れてきたのか、沖に漕ぎ出すのにインストラクターの足に自分のボードをひっかけてもらい、 当人はちゅこんとボードの上に座って冗談を言っているのだ。 父親のほうはもうちょっとまじめにやれよ、と思いながら海岸でE-500を構えながら写真を撮っていたが、150ミリ(35ミリフィルム換算で300ミリ) の望遠でも小さくしか写らない。 主催者側に専任のカメラマンがいて、大きな望遠レンズのDSLRでばちばち写真を撮っていたので、結局彼からCDを買うことにした。 うーんこういうことならビデオカメラを持ってくるんだった。

PCとホットシンクできない(その2)

またもやPCとのホットシンクができなくなってしまった。 PC側にUSBのデバイスを認識できない云々のメッセージが出る。 TXをクレードルに差し込んだり外したりしているうちにPC側にリセットがかかってしまった。 前回やったように ドライバーを再度インストールするのもいやなので、いろいろやってみた。

1. PCを再起動

2. TXを再起動

一向によくならない。

デバイスマネージャーを開き、USBドライバーのところを見ながら、CardExport IIを走らせて見たところ、普通なら外部ストレージドライブとして認識するはずなのに、まったく反応しないことに気がついた。 

ここにいたって、基本的なところに頭が行った(遅い orz) 接触が悪いに違いない。

消しゴムでTX側のターミナル部分をごしごし(ターミナル表面の酸化膜を取り除くのですね)した後、クレードルにさし直し、HotSyncボタンを押したら あっさりHotsync 開始。

一番最初に疑うべきところを過去の経験が邪魔をして原因を発見するのに手間がかかってしまったというおそまつでした。 しかし、こんなことでPCが落ちるというのもなあ。

 You have a big mouth!

バイオリンの英才教育で名をはせた某メソッドの総本山は松本にあるらしいのだが、この教室はアメリカでも結構大きな流れになっていて、自分の息子も習い始めてもう5年になったのだ。 毎年、全米のあちこちで開催されるサマーキャンプにジプシーのように参加してきた。 大学の寮を宿泊施設として使ったりして、安あがりの休暇と思えば親子3人が車に荷物を積み込んで2日かけて目的地まで運転していくことにもそれほど抵抗はなかった。 (ティーンになれば一人で参加だが、年端がいかないと親がくっついていく) 今年は先生にそそのかされて、ハワイまで出かけてしまったのだ。 ハワイという土地柄のせいか、 本人にとっては非常に楽しいキャンプだったようだ。 場所によってはついてくる母親の目がみな三角になっていて大変な雰囲気になっているところもあるが、 息子はそういうところには2度と行くとは言わない。 あくまでも「友達をつくる」のが第一目標になっているわけで、今回も冗談を連発してクラスの雰囲気を盛り上げるのに一役かっていた。 

グループレッスンで息子のような道化がいると、それに対する周囲の反応は2つに分かれる。

1. いっしょにけたけた笑い始める子供たち

2. しらけた目で眺める子供たち。

今回は2日目にして「結構真剣に弾いてるね、いい音出てるし、将来が楽しみだね。」とうわさしていた1歳年下の白人の女の子がきつい目で見ていると思っていたら、息子が先生にジョークをかまして笑わせたところで、”You have a big mouth!” と一喝した。 そんなことで引き下がる息子ではなく、 ”Yes I do.”と大きく笑ってすましてしまった。 

そのあと、二人でひそひそ話していたが、クラスが終わるころには談笑していた。  うーん、そのテクニック、父親も習得したいぞ。

最終日に息子と、友達になった母子を車に乗せてホテルに帰ってきたら、地元のミュージシャンがロビーでギターやベースやウクレレを持ち出してハワイアンを演奏しているところだった。 子供たちをおいて女房と二人、2ブロック先のWaikiki Banyanという他のホテルの下にある駐車場まで車を置きにいき、 戻ってきたら不思議な光景が展開されていた。

ミュージシャン達の輪の中に、息子ともう一人がバイオリンを構えて並んで座り、ハワイアンを演奏している(しようとしている、といったほうが正確か)  その輪の中で、 一人ご婦人がフラダンスを踊っている。 

聞いたら息子たちのバイオリンケースを見たベースのおっさんが「Jam up しようぜ」と誘ってくれたからやってる、だと。

さすがに鈴木の子供たちである。 すくなくとも雑音にはなっていない。 (と思うのは親の贔屓目か)

それにしても驚いたのは、そのご婦人のフラダンスである。普段着で踊っていたのだが、 実に格調が高いのだ。フラダンスに品がある、という言い方ができるとは思わなかったが、ショーで見る踊りとは一味違うのである。 さぞ高名なお方なのではあるまいかと思ったが、 みなに話しかけられ、言葉を交わすことができなかった。 残念。

 ハワイで見た、へんなT-shirt

どうも日本語を書いたT-shirtがはやっているみたいだ。 一時アメリカのどこに行っても”一番”と書いたT-Shirtsを着て闊歩している人種がいたが、 そのながれか。 ただ書いてある言葉がまともじゃない。

馬鹿たれ

気違い

血系

最初の2枚は顔は日本人だが日本語は喋らない日系4世か5世あたりの若者が着ていた。

ねぇ君、意味がわかって着ているの?としゃしゃり出るのはおじんの余計なお世話というものか。

最後の血系となると意味不明。 何なんだ? 

レストランで給仕をしてくれたアジア系のウエイターが、日本語と英語を即座に切り替えながら喋っている息子をみて

「うらやましい。自分は4th Generationなんだけど英語しか喋れない。」 と言ったので、 「どこの国なの?」と聞いたら「ほとんど中国、ちょっぴりハワイの血も混じっている」と答えてくれた。

日系でも2世、あるいは3世の方たちは、当時の世相を反映して、親が意識的に日本語を教えなかった・家でも子供たちの前では喋らなかった人たちが多いと聞く。 その子供たち(4世以降)が、自分のアイデンティティに目覚める過程で日本に興味を持ち、日本語を勉強して喋れるようになり、日本語がまったくわからない親達の日本人との会話を手助けしている、などという光景も目にしたりする。

我が家は家庭では日本語で通し、土曜日は補修校に通わせて子供の日本語を維持しようと努力はしている。が、 いったん外に出るとすべて英語の世界になってしまうので、本人は英語の方が楽なようだ。

日本人の家庭でも兄弟げんか、姉妹げんかは英語になってしまい、両親のほうがけんかの原因と、その進行状況がよくわからず、「あんたたち、日本語でけんかしなさい!」と怒鳴る、などというのは良く聞く話だ。

ただ、だからといって、「うちの子供はバイリンガル」と喜ぶのも早計で、一番まずいパターンは、英語も日本語もきちんと理解できない・喋れない中途半端な言語能力が形成されてしまうこと。

英語のほうは、両親よりは発音が良いのは確実だが、ではそれより深いところでネイティブ並みに話しているか、理解はきちんとできているのか、という懸念は常に持っている。 「彼は大丈夫」と学校の先生には言われてきたが、  小学生5年となって、算数もただの計算ではなく、応用問題を解くようになってきたのだが、これの理解度がちょっと?の光景が最近英語でも日本語でも出るようになってきて、我と女房はマイルドなパニック状態になりつつある。 積極的にインボルブして手助けしないといけないと思うしタイミング的には今しかない。  当の本人はGoing my wayなのであるが。

Royal hawaiian Luau

Royal Hawaiianといえば、ワイキキビーチに面し、カメハメハ大王の宮殿だったと言う、由緒正しい建物で、今は隣に大きなホテルがいくつも建って、窮屈そうだが、昔の写真を見ると他には何にもない浜辺にピンクの建築で威容を誇っていた、由緒あるホテルなのだ。(と、ハワイに着いてから知った。)

我らがとまったのは、1週間390ドルという格安のホテルだったが、こちらのほうは一泊でそれくらいかかりそうだ。 歩いていける距離だったので、

ここでやるルアウに行ってきた。 ルアウというのは踊りを見ながら食事をするという、まあパーティなのだが、4人くらいのきれいどころのダンサーがフラを踊りだしたら、息子の目が腰のあたりに釘付けだ。

「ねえパパ、あれパンツはいてないんじゃないの?ブラジャーしてないんじゃないの?」 

「あ、やっぱりつけてた。」

お前は何をみとるんじゃい。

プログラムが進み、火踊りも終わり、最後に定番の、踊り子がお客をさそって舞台で一緒に踊るという場面になって、フラの女の子に後ろからがっしり肩をつかまれてしまった。 最初はいやだといったが「私の顔をつぶさないで!」の一言に降伏。 強い女性に弱いお父さん。

舞台にのぼって、たこ踊りを一席。

女房はげらげら笑ってビデオを撮っていたが、息子のほうはかなり恥ずかしかったみたい。

終了後フラのおねえさんと記念撮影。 息子が前に廻りこんだら、お姉さんのつけてたココの実のブラに後頭部をコツンとぶつけた。 ”Ouch! It hurts” と頭をかかえ、お姉さん大笑い。

今回ハワイで、一番重宝したPalmアプリケーションはMapopolisというGPSとの連携も可能なマップソフトだった。 BlueToothのGPS受信機とTXの組み合わせで、簡単なナビゲーションシステムを構築して自分がレンタカーを運転している間、女房がTXを見ながら指示をするという形態で使った。 Manopolisのビジネスモデルが、マップソフトは無料で供給するが、 地図は必要に応じてネットから有料でダウンロードしてくる、 ということで、今回はハワイのマップデータを前もってダウンロードしておいたのだ。 GPSとの連携では現在位置が常に把握できて、大変便利だった。前の日に充電するのを忘れ、TXの電池容量が低下した際、 BlueToothを切断し、 現在位置と目的場所のアドレスだけを入力してルートを作成させ、 それを追いながら走るということもやってみたが、これも結構有効だった。

観光名所へのルート作りはもちろんだったが、 ワイキキについて、とりあえず必要となって、マッピングして出かけたのはダイエーだ。 とにかく、キッチンに食器類も部屋に用意してある格安ホテル、(というか、コンドーだな、これ) 食べるのにもいつも外食ではお金がもったいないので、まずは買い出しなのだ。 3日目には地元の人に教えてもらって会員制のMarukaiというマーケットで買出しをした。 (1週間しかいない、と言ったら無料で期限付きのテンポラリーカードを作ってくれた。) 

観光地で食事の用意をするんじゃあ、家にいるのと同じじゃないか、という批判もあろうが、毎日3食全部外食では胃もくたびれるというもの。 

ところでスパムむすび、というハワイのおむすびは結構いける。

 MyKbdとFitalyの入れ比べ

ハワイに行くのにマイレージをかき集めて使ったので、当然というか、デトロイトからの直行便ではなく、LA経由の長い飛行機の旅になった。 途中で本を読むのもいやになってきたので、TXを出していじっているうちにMykbdの入力で実際どのくらいの速度が出ているかFitalyと比べてみようと思い立った。 とにかく時間はたっぷりあるのだ。 Fitalyについてくる入力練習用のFitalyLetrisで英語の定型分の入力を2回づつやってみた。 

結果 Mykbdは27wpm, Fitalyは22wpm. まあFitalyは最近ほとんど使わなくなったのでこんなものかも。 ついでにGrafity2の入力は17wpmだった。 Grafity2は自分の場合、tの入力でまだ筆順がおかしくなってしまうことがある。 Grafiti1だったら20wpmは行くかな?

それにしてもFitalyで50wpmを叩きだせるという人がいるらしい(fitalyのHomePageに書いてある)というのはどういうことなんだろう。  自分はパソコンのキーボードならブラインドで70以上は行ってるはずだが、Pick and Peckで50というのはすごい集中力だと思う。。

自分は、ソフトキーボードのほうがGrafiti入力よりもスピードが速いが、ストレスの面ではおそらくGrafitiのほうが頭に優しいと思っている。 ソフトキーボードではブラインド入力が不可能なので、いつもキーボードを眺めていることになる。 入力を確認するために入力フィールドを見て、また視線をキーボードに戻す、つまり視線が行ったりきたりするので疲れてしまうらしい。 Grafitiならば視線は入力フィールドに固定されていて、入力セルに戻ることがほとんどない、つまりブラインド入力ができている。 多分この違いだと思う。

もっとやってみようかと思ったが、女房に取られてづっとBejeweldでバッテリーを消費された。 子供のほうは親が遊んでいると言うのにDSは1時間しか遊ばせてもらえずブーブー言っていた。 

NorthWest(ミシガンの人間はみなNorthWorstと揶揄するが)は去年の暮れに破産申告をした後、国内線コーチクラスのスナック、食事の類はすべて有料になったのだった。 無料なのはジュースやソフトドリンクだけなのだが、そのせいか、飲み物サービスでは気前良く缶を丸ごと置いていく。

一度くらいは家族でビジネス・ファーストクラスを使って旅行してみたいモンです。