BreadCrumbs =パンくずリスト

SharePointで出来てるサイトとかの左上に
Home>Category>Hoby>Shogi
などのように、サイトの階層をリストのように表示させている部分があり、 このリストのことをBreadCrumと言っているのだが、これがどうしてそういう言い方をするのか、よくわからなかった。
今日Web会議の後に思い出して画面を見せながら同僚に聞いてみたら、最初に出てきた反応が 「Like Hansel and Gretel?」 というもので、 この一言で疑問が氷解した。
アメリカ人にパンくずというと、簡単にヘンゼルとグレーテルを連想するということがキーだった。  これはつまり元の道を戻りたいときの足跡リストなんだね。

ちなみにBreadCrumbsでググって見ると、日本語のサイトでも普通に「パンくずリスト」と言っているようだ。

 Who is on first?

近頃のアメリカのコミック(お笑い)は一人で漫談というのがパターンだけど、昔はアボットとコステロのような日本で言えば漫才コンビ、とでもいうようなスタイルがあったようで、 そのアボットとコステロの代表作がこの”Who’s on first”

セントルイスの野球選手のニックネームがすごくユニークで一塁手がWho、二塁手がWhat、三塁手がI don’t know という出だしから二人の間の話がつながらなくなってくる、というもの。 日本語に直しておかしさが伝わるかは判らないがこんな感じ

「誰が一塁手だって」

「誰」

「だから誰だって?」

「その通り」

「聞いてるんだけど」

「だから誰だって言っている」

「何を言っているんだ?」

「彼は二塁手」…

.

.

.

「ピッチャの名前を教えろ」「あした」

これをはじめて目にしたのはOh Pascal!というプログラミング言語の入門・参考書だ。 著者はPascalとかProgrammingというようなタイトルをつけると、他の参考書の間に入ってしまって、本屋で目立たないだろう、ということから、Pのひとつ前のOから始まるタイトル、つまり他のパスカルの参考書のトップに並べてもらうためにこのタイトルを考え付いたそうで、それぞれの章の冒頭にスタートレックの話しだとか上記のような話題をあげ、そこからプログラムの話につなげて行く構成になっていた。 自分はこれで構造化プログラムの作法を覚えた。

Oh Pascal!に書いてあったのはこのルーチンの最初の出だしのみ。 どうしても全部聞きたくなった 20年くらい前のことだからインターネットはまだ発達していなくて、通販のカタログで往年のラジオ番組を録音したカセットオーディオテープを探しだして注文した覚えがある。

時代は変わって今は YouTubeで ”Who’s on First” “Abbot and Costello”のキーワード検索をすると即座に動画で見ることができるようになった。

息子に見せたらけらけら笑っている。 このおかしさは世代を超えて判るみたいだ。

テキスト版もこちらにあった。

 がっかりする事、英語版

最近日本人がアメリカ人を接待するのに酒の席で、鏡を見せて、「ミラーさんがミラーに映ってますね。」と駄洒落を言って笑ったのに遭遇した、残念ながら、Miller さんとMirrorでは親父のしゃれにもなっていない。

Kurnik で試合終了後 [39] と書き込んで退場した日本のユーザーがいたけど、これも絶対わからないぞ。

核形成部位{かく けいせい ぶい} : nucleation site

実は前回のビデオを始めてみたとき、どうにもメントスとダイエットコーラの関係がわからなくて、少し調べてみた。というか、答えは発信元のeepybird.comにあった。

で、最初は人工甘味料とミントの過剰反応かとかおもっていたのだが、 これは化学反応ではなく、物理反応であるそうな。

ソーダが発泡するのはガラスの傷であるとか、ソーダ内の異物であるとかのなんらかの触媒が必要でこれをNucleation Siteというのだそうだ。  日本語では かくけいせいぶい。 なんとも無粋な名前である。が、これが無いと水も0度Cでは凍らない。 不純物が核を形成するから結晶が発生するのだそうな。

で、メントスなどのミント類にはこの核形成部位がいっぱい含まれているので凄い勢いで泡を発生する(Nucleation boil)。 しかもメントスは重いから泡がメントスを包むよりも早く発泡を促しながらどんどん下におりていくので、爆発的な反応を呼び込む。 ソーダの中でもダイエットコークは特に二酸化炭素の含有量が多いんだそうで、(比重を比べるとダイエットコークのほうが軽いそうだ) メントスとダイエットコークという組み合わせが一番ドラマチックな結果になるとのこと。

この関係は教育に携わる科学者には昔から知られていたようで、学校のクラスでの実演などをやっていた先生達もいたらしい。 

ライフセーバーという真ん中に穴の開いているミントキャンディーなら、ゼムクリップを伸ばしたもので、数珠繋ぎにするのも簡単で、 これを2リッタ-コークの口から投げ込んでやれば、やはり同じように吹き出すそうだが、 メントスの真ん中にドリルで穴をあけて数珠繋ぎにすると、それだけの手間をかけただけの成果(上に何メートル上昇するかですね。)はあがるとの事。

おもしろそうだけど

自分の年代は食べ物、飲み物を粗末にしてはいけないと教えられてきたので、

ちと抵抗があるな。

 Over the hedge

ハワイからそのまま日本に行ってしまった女房と子供が、やっと帰ってきた。 これでPDAと将棋三昧の日々も終わるわけだ。 (というわけでPalm関係のエントリーも減る、と思う)

日本では八ヶ岳を縦走して滑落しそうになるわ、ついでに山と渓谷社のカメラマンに写真を撮られるわ、広島の原爆記念館に行って迷子になるわ、と楽しい日々を送った様子の息子が父親に会って最初に言ったのがこれ。

「”Over the Hedge”って日本語でなんて言うか知ってる?」

(想像力のない父親)「垣根の向こう側とか?」

「違うんだよ、 はずかしくなっちゃうんだよ。 聞いたら笑うよ。」

「何だね。」

「森のリトルギャング」

「わははは。」「あははは」

ダイハードとか、キャプテン・カークとかニック・ノルテなんかが吹き替えをやっている映画にしちゃあ邦題が可愛らしすぎるよ。

 FMEAはFEMAではない。

設計や製造にかかわる人間ならだれでもFMEAとは何かということは知っている。 Failure Mode and Effect Analysisといって、製品性能と設計要素の因果関係を解析するためのツールのひとつだ。 エフ・エム・イー・エーとスペルアウトするのが普通だが最近フィーマという言い方をする人間が増えてきた。 どうも品質関係の人間に多いようだ。 設計関係の人間はまず言わない。 フィーマというと、FEMAというつづりを連想するが、 これは設計の人間ならFinite Element Material Analysis (有限要素法材料解析)という別の意味があるからだ。 Did you perform FEMA on this design? という質問の意味が混乱しては困るから、特に品質の人間が”フィーマ”というたびに ”FMEAのことだよね。”と念を押すようにしている。 なんでフィーマと発音するのかが良くわからない。 で、FMEAのつもりでフィーマという人間は自分の頭の中では確実に信用度が落ちている(笑)

さらに一般人の、それもワシントンDC界隈に住んでいる人ならばFEMAと聞けば Federal Emergency Management Agency (米連邦危機管理局) を連想するだろう。  X-Fileの政府陰謀説が大好きな人たちもそう思うだろうし、 カタリナで被災した人たちも同様だ。 だから、特に日本人は生半可の知識で略語を使わないほうが良い。

とは言うものの、 レストランで、オレンジジュースのかわりにOJといってみたり、 ビールの銘柄をスペルアウトせずにMGDといってみたりするのは、なんかかっこいいよね。 (ミカロフ・ジェニュイン・ドラフトというビールは、その長い名称が災いしてか、酒場では人知れずMGDと呼ばれるようになり、いつのまにかメーカーがそれに迎合した形で、今では缶にMGDと大書してあるのだ)

英語の略語は漢字の略語と違って文字を見ただけである程度意味が把握できるということはすくないから、これはもうバックグラウンドの知識がなければお手上げである。

Internetの掲示板なんかでの簡易表記でも

TXS (thanks:ありがとー!)とか、BTW (By the Way: ところで) ASAP (As soon as possible :可及的かつ速やかに)くらいならわかるが LOLR (Laughing out Loud,Rolling: 転げまわって大笑い) とか RTFM (Read the ****ing Manual: まずマニュアルを読め!) とかは 知らなければ読みようがない。 にらんだだけで、コンテクストからある程度予測ができる人はそれだけでも英語の達人であろう。

実は自分が米国に始めて赴任した今をさること20数年前、 まだファックスが普及していなくて日本とのやり取りはテレックスでやっていた。 事務所にある端末は一台だけだったので、終業時間間際になると行列を作ってテレタイプでまず穴のあいた紙テープを作るのであるが、編集機能なしの端末、ミスタイプはゆるされず、しかもテープの転送速度約50ボード、一文字いくらの世界である。 文章も短く、簡潔に、省くべきところは省く、というのが技術で TXSとか、BTWとかASAPはとにかく文字数を少なく、という必要性から生じた略記法だったと思う。 (ちなみにハリウッドの映画などで ”太平洋の某所、時は現代”などという表示を流すときには必ずといっていいほどチリチリチリという音とともにビデオテレタイプの出力を模した演出になるのはなぜだろう。)

PLS RPLY TOM BY TLX

を Please reply tomorrow by Telex :明日テレックスで返信請う というふうに読めなければ企業戦士ではなかったのだ。

このあたりが、eメールの略語表記の発祥だと思うのだが、無味乾燥なビジネス略語に変わって、パーソナルな略語が増えてきたのは世の流れか、 別にこんな略記法をつかわなくったって、バンドウイズは十分とれていると思うのだが、BBSなどの世界では、これがよめなけりゃ仲間じゃない、という隠語的な感覚もあるのだろう

英語圏の人間は言葉遊びが好きで、 大昔に聞いた車関係のアクロニム2題

Found On Road Dead (道の途中で死んでいる)

Fix It Again Tony! (トニー、また修理をお願い!:トニーはイタリア系の名前)

こういう揶揄をされないために、今のカーメーカーはFMEAもFEMAもきちんとやっているんだな、たぶん。

Best sixteen とは言わない

ワールドカップサッカーで16強が出揃ったときに、家で「ベスト16が、」と喋っていたら息子にしっかり突っ込まれた。

「Round of sixteenだよ。」 「日本語ではベスト16というんだよ。Bestなんとかというのは和製英語で本当の英語でないことは知っておるワイ」と反論してみたが白い目で見ている。

そこで興味を覚え聞いてみた。 「ベスト8は英語でなんていうんだよ?」

首をひねって考えている。「バスケットボールだとエリートエイトっていう言い方をするよ。サッカーだとわからないな。」

ベスト8進出は Quarter Finals への進出だし、 4強はSemi Finalsへの進出だ。 それぞれQuater-finalists, Semi-Finalistsというような言い方をしていると思う。数字での言い方はあまり聞かないような。

「アイスホッケーだと Frozen four って言うよ。」 なるほど4つのチームに冷えて固まるって感じだな。

Help ni

つじさんのところのDateBk 6ヘルプ翻訳Wikiで少し翻訳をやってみたが、問題は英語じゃなくて日本語のほうだった。 こんな言葉があったよなあ、とかこういうときに使えるニュアンスがある、とか思うのだが全然思い出さない。  これじゃあかえって迷惑だったかも。

リハビリは続く。

 Cut the Cheese

アメリカに何年住んでいようが、覚える必要の無い英語というものがある。 個人的には4文字言葉は一切必要ないと思っているし、 仕事に使わなければ、国際結婚していなければ覚えたくても覚えない表現はあるわけで…

子供のほうは学校に行っている日中はづっと英語漬けだし、生活英語もどんどんはいってくるので、上記のような表現も「とっくに知っている」わけで、 それを家庭内でぽろっというと、両親とも「なにそれ」ということになるのだ。

さすがに調べてみるとオンラインの英辞朗には載っている。  知っていて損はないかもしれないが、自分が使うボキャブラリーではないなと思う。

 Daughter and Son day

4月27日は ”Take our daughters and sons to work” day だった。 詳細はこちら

自分も愚息を連れて職場に出かける。 

子供に職場で働く親を見てもらって 

1.勉学の必要性

2.働くことの尊さ

を知ってもらうという試みだと思っているのだが、

「パパ、メイルを見て友達と話をしているだけで給料をもらっているの?」 

と聞かれるようでは逆効果か?

机の後ろの白板に激励文を書いて去っていきました。

“Work hard and do your best dad! for money and the family’s survival!!

P.S. (Try to) come home soon!”