カブスカウトのキャンプで日曜から火曜日まで野宿した。

熱波がミシガンを直撃している真っ最中でとてつもなく暑かった。 蚊にくわれなかったのが不幸中の幸い。

息子は水泳のテストでビギナーに振り分けられたが、スイマーでないとボートに一人で乗れないということに気がつき、次の日、自分から進んで再テストを受け、120メートルなんとか泳ぎきってスイマーに昇格させてもらった。にこにこ顔で「Today is my finest day!」などとのたまうと、こちらの親御さんたちみなまあかわいい、とのたまう。実に親の弱みを突いている発言。 最初のテストで手を抜いていたよな、と思うのは本人の親だけなのであった。

ナイフの使い方の講習では今にも手を切りそうな手つきにはらはら。

アーチェリーは2年前と違ってまともに的に当たるようになった。

エアガンの射撃ではライフルを横において、(つまり銃口がとなりを向いてしまい、)とたんに減点1をつけられたが、こういうことを経験しないと銃の扱いはわからないのだろう。 これまた、2年前は1発しかターゲットにあたらなかったのが、今年は全弾命中。 

キャンプファイアの火おこしも今年は上級生ということで手伝わされ、ついでに米国旗の掲揚もやらされていた。

カブスカウトは今年でやめることになる。 どうにもやりたいことが多すぎて親のほうが振り回されている。 特に我が家の場合は毎週土曜日に日本人補習校に通っているのがかなり効いている。 勉強とスポーツとSocial involvmentのすべてを両立させるのはなかなか難しい。 

TogetherのほうはAZNTVで放映していたのだが、ここでは日本の映画も時々やっている。 さらに最近TVJapanを申し込んで見ることができるようになったので、(月30ドルも取られるのだが、女房の精神安定剤になるのだから安いものなのだ) つい日本語の放送もだらだら見てしまう。

 そのTVJapanで「蛍の星」という日本映画をやっていた。 蛍というと日本の情緒を感じるが英語で言うとFireFlyなのだ。 ハエに火がついているのだから欧米人はあまり情緒を感じていないのではないか。

バージニアの山奥に住んでいたときにはいっぱい光っているのをはじめて見て、それも二日本では子供のころしか目撃した覚えがなく、非常に感激したものだが、その感激も最近は薄れてきた。 この映画を見た次の日に、外に新聞を取りに行ったら玄関先に浮かんでいた。 そうかミシガンでも見れるじゃん。うーん情緒だなあ、と思ったら近所の子供が遠くで「Hey! Firefly!」と叫んでいた。そうだ、ハエだった。

映画のほうは最後がちょっと過剰表現になっている。蛍はあんなに長い間光り続けないし、あれが本当なら大量発生でパニックになってしまうよ。最後までたんたんと終わればよかったと思う。 演出過剰だ。

Together という中国の映画を見た。

オリジナルタイトルが He ni zai yi qi  

という。2002年製作で、捨て子を拾った父親が子供のバイオリンの才能に気づき、彼の将来のために奔走する話。 タイトルは部下の中国人に聞いたら、  和你在一起 という漢字を当てはめるそうで、 いつも一緒にという意味らしい。 (你は弥のへんをにんべんに置き換えた字)

この坊やがバイオリンを弾いているのだが、本当に弾いているのかどうかが良くわからない。 最初に見たときには本当に弾いている、すごい。音を聞くだけでも価値ある、と思った。 ただし女の子のほうはタイミングがずれていたり指使いがあってなかったので、ちょっとおかしいぞと思った。 ビデオに撮っていたのをもう一度見てみたら、男の子のほうもずれているところがある。

確かに何か演奏していることに間違いは無いが、ではそれがそのまま使われているかと言うとそうではなさそう、というのが自分の現在での結論。 

その他思ったこと。

アメリカの鈴木の子供たちが同じような曲を弾くときははもっと体が動くが中国はあまりうごかさないのかな。

バリバリ練習しないとああは弾けない。 ピアノだけでバイオリンンの教師ができるものでしょうか。 それが出来るから天才なんだといわれればそれまでだが。

昨日のコーチピッチの試合も最初は大量点を入れられ、最終回で逆転して、その裏守りきるといういつものパターンだった。

勝った試合は全部このパターン。

お前ら最初からまじめにやれよ(笑)

Subaru Impreza Outback Sport を購入した。

WRXを見てスバルが欲しいと思い出してから3年たった。 本当はいすゞロデオのローンの支払いが終了する来年の1月まで待ちたかったのだが、 車のほうが待ってくれなかった。 3000GTのギアがオーバードライブに入らなくなり、ここで修理するのも往生際が悪いと思うにいたった。 すでに車体のあちこちにさびが出始め、そのほかに修理・交換が必要な部分もざっと考えただけで、ボディー塗装、ETACS,ABSモジュール、フォグランプ、マフラー、エアコンなど。タイヤの交換、ストラットとブレーキの点検なども必要だし、もしかしたら、ハーネスの点検修理もせねばならず。全部修理したとしてもボディーとエンジンがあとどれくらい持つかも良くわからず。 女房も先週助手席に乗ってからすこし意見修正をしたようで、この時点での購入に反対もなかった。ただしカローラとかソナタとかはいやだと言われた。4駆のスバルを買うからと言ったらあっさり賛成した。

メインの使い方が通勤とすると、Legacyは自分の好みよりも大型だ。するとImprezaということになる。しかしどう考えてもWRXを買う理由がない。 自分はもうかっ飛ばさないことはわかっている。小気味良く動く4駆が必要なだけだ。 R/S買うぐらいならWRXとも思うので、このジャンルは避けて、SUVっぽい使い方が出来そうなOutback Sportsに逃げた。 

赤のOutbackが屋外に展示してあり、それを試乗させてくれた。免許証のコピーを取らせたら、あとは一人で好きなだけどこにでも行ってくださいという感じ。 エンジンがあっというまにレッドゾーンに突っ込む。しまった。まだこれブレークインしてないんだよな。 通勤時の加速減速には全然問題がない。 色が派手すぎると思ったが、残った1台の在庫がグリーンだった。 こちらのほうが落ち着く。おまけに牽引用のヒッチもついている。 エンジンは2.5リッターSOHC。なんとWRXよりも大きなエンジンなのだった。(馬力は劣るが) 米国で販売するスバルはすべてオールタイム4駆。

3000GTはDonate するか捨てるしかないと思っていたが、ディーラーが500ドルでトレードインしてくれた。16年乗った三菱GTOにこれで別れを告げた。このままジャンクヤードでパーツカーと化すのか、それとも修復されて売られるのか。おそらく前者だろうが、オドメーターは16万2000マイルを積算していた。なんと26万キロ走っていたのだった。

タイミング的にはモデルイヤーの終わりの月で、来月暮れ頃からアルファロメオみたいな新しいグリルフェースのニューモデルが出てくることは判っていたが、今すぐ足が必要という状況。 背に腹は変えられない。 サプライヤーインセンティブでディーラーインボイス価格になるという。さらに1000ドルのキャッシュバックで2万ドル以下に収まった。 早速ローンの手続きをする。 「銀行がこの人になら2台売っても良いと言ってます。」支払いだけはまじめにしといてよかったなあ(泣) Social Security Numberでクレジットレーティングが即判ってしまうシステムの恐ろしさ。 頭金の小切手を切ってから、小切手口座に金が無いのに気がついた。 ディーラーのパソコンを貸してもらってオンラインでセービング口座から移動する。便利な世の中だ。保険会社に電話をして、保険証明をファックスしてもらい、各種書類にサインして3000GTについていたライセンスプレートを外し、新車に付け直して完了。州当局への変更登録はディーラーがやってくれる。

朝9時20分くらいに初見のディーラーに見に行き、12時には新車に乗ってエンジンを回しすぎないようにして出勤することができた。

しらみ騒動で、今日のコーチピッチの試合にはほとんどの親が我が子専用のヘルメットを購入してきた。 色とりどりのヘルメットで球場が華やかに。

さらにもう一人被害者が出ていたが、みな新しいヘルメットで、やる気が出たかも。 最強のチームと引き分け。 これで通算4勝1引き分けの負け無し。

The bad news was that a couple of kids got head lice.

The good news is that everybody got a new baseball helmet.

日本人補修校に行っているはずの息子から電話がかかってきた。「頭をかいていたら小さなクモみたいのが2匹バサッと落ちてきたから捨てた。」 声が消沈している。 お前、もしかしてそれはしらみというものではないのか?

どうもここ数日頭がかゆいと子供が言い続け、 親は親で、ちゃんと頭をあらって無いからだろうといい続けていたが、 今朝日本人補修校に行く間際になって、女房が頭の後ろが粉をふいたみたいになっているのに気がついた。時間がないのでそのまま送り出したが しらみの卵だったんだね。

学校に行って教頭先生にご迷惑をかけましたと頭を下げ、 家に帰る途中のドラッグストアで、しらみ取りのキットを買ってきた。  こういうものがコーナーの一角を占拠して常時置いてあるということは、頭じらみというのはアメリカではそんなにまれなことではないと言うことらしい。

このキットは3点セットになっていて、

まずしらみ殺しのシャンプーで、頭に残ったしらみを殺したつもり。

次に頭にジェルをつけ、添付の目の細かい櫛で、髪の毛から卵をすきとる。

最後にしらみ殺しのスプレーを家具やベッドなどめぼしいところに吹き付ける。

ちなみに説明書にしらみの図解があったので、「こんな形だった?」と聞いたら「うん、こんなんだった。」という 英語でいうところのPositive Identificationも得ることができた。

10日後にもう一度同じトリートメントをしろと書いてあるが、

気のせいか、自分の頭もかゆくなってきた。

どうもコーチピッチで使いまわしていたヘルメットから感染したらしい。 早速、他の親にメールで注意を即したら、 Cの親から「うちの子もやられた」との返信が。

仲良しの友達としらみ兄弟になってしまったねえ。

念のため、自分専用の野球のヘルメットを買ってやることにした。12ドル。 本人はヘルメットをかぶって鏡の前でポーズをつけている。

正解率100パーセント

毎日のWEB検定に毎週応募しているが、今回は少し驚いた。

今回は第1065回ウェブ将棋段位認定試験にご応募ありがとうございました。

あなたは2問中、両問とも正解、20点を獲得されました。

これにより、連続応募による総得点は、50点になりました。

第1066回の問題は、

http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/shougi/etc/nintei/

です。

第1065回の正解率: 第1問 66%、第2問 100%

回答はWEBを見ていれば1週間後にでてくるが、実際に応募するのとしないので、何が違うかと言うと、この正解率が判る事。正解率50%以下のものはやはりなかなか難しい。

正解率100パーセントというのは3年やってきて今まで見たことがない。問題だって、難しくはないにしろ、極端にやさしい問題とは思えない。 一度だけ、正解がひとつに確定できない問題が出題されて、全員正解という措置が取られたことがあるが、今回はそんなアナウンスもなかった。 全ポピュレーションが同じ答えを出すというのは、母数がおおきくなればなるほど、不可能に近くなる。 まさか応募者が3人しかいなかった、ということはないだろうけど実際に応募している人数ってどれくらいなんだろう。

ペーパービューって何だ?

インターネットで囲碁・将棋チャンネルを楽しんでみませんか?!

http://igoshogi.nikken-bb.net/

囲碁将棋チャンネルがインターネットの配信を考えているらしい。 見ようと思えば見られる日本国内はともかく、海外に住む将棋ファンにとっては朗報だと思う。

http://d.hatena.ne.jp/mozuyama/20050708/P20050708WEBTV

それはともかく ペーパービューというかたかな表記はちといただけない。 コンテクストを見ずに読むとPaper Viewという英語をついあてはめてしまうが、 もちろんこれは Pay-Per-View のカタカナ表記だろう。 英語は読んで字の如し「見るたび払い」というIdiomで既に英語圏では定着した言い方。 せめてペイパービューと書くべきところだとは思う。 とはいうものの、一度使い出しそれがあたりまえになれば勝ちのカタカナ表記。Personal Computer はパソコンではなくパーコムだという議論が大昔あったけどだれも覚えちゃいないだろうなあ。 英語を使う国だって、今はPCで済ませている。 まあいいか。

 子供の涙。

ゲームを途中で切り上げられてふてくされているのかと思っていたが、突然ポロポロ涙をこぼしはじめたのは、自分の冗談が原因だったのだ。友達が貸してくれたサッカーのゲームばっかりやっていて、 同じゲームの2005年バージョンがあるの?という問いかけに対し、あるよゲームストップで見たことある。 だったら今度買ってあげられるかな、本人が、「誕生日までまたなきゃ駄目か」とため息をついたのを見て、母親が「自分の誕生日に何が欲しいかを友達に言っている」とコメントしたのに対し、父親が調子にのって、「じゃあ、お前はこれ、お前はそれ、と言って欲しいものを手にしているわけ?」と言ったのが、本人の自尊心をえらく傷つけたらしい。「僕はそんな事しない。」と言って、泣いた涙がスープの中にぽたぽた落ちた。 なあんと思いやりの無い親たちであろうか。と我ながら反省したのだった。