Vocalise

というわけで、Joshua Bellに触発された息子はリサイタルで黒シャツを着てがんばって弾いた。 小学校の先生まで招待したのだ。 良かったよ、とほめられ、10点満点中9点のでき! と自分でもまんざらではなさそうだったが、 最後に 1歳年上の女の子がツィゴイネルワイゼンをものすごいいきおいで弾いたら、他のパーフォーマンスはあっというまにかすんでしまった。  

すっげー、格がちがう。 もっともあちらは一日の練習量4時間。 こちらは20分。 くらべるのが無理です。

 帰る車の中、 「お前、何年くらいであれを弾けるようになるかねえ。」 と言ったら、 一言。

「んー、 むねん」

日本語を教えといてよかった。

Digimemo

ブログの巡回での収穫というのはあるもので、 今回はナルシス日記さんのところで見つけたこの記事が発端なのだが、

それに付けられていたMaroonさんのコメントからTechNoteのページを眺めていたら文字読み取りのソフトウエアがフランス製であることに気が付いた。 

ってえことは欧米でも同じようなものを売っているか? とおもって ”MyScript Notes”でググってたどり着いたところがここ

はっきり言ってここのサイトのデザイン感覚は安売り専門店!という感じで疑問符が付くが、 その見栄えのとおり、値段がなんとも魅力的だ。

オプションの読み取りソフトMyScript Notes(30日のトライアル付き)では期待通り、日本語も認識すると謳ってある。 もういけません。

女房の言うとおり、パソコンの値段では家族会議にかけなければ、と考えるが、 この値段だと 決断も早い(5分フラット)

というわけで送料も含めて100ドルほどの出費となりました。

ナルシスさん、Maroonさん、散財させてくれてありがとう。 (違うって)

 Accessorizer

プルスさん作のどんなアプリでもDAとして起動してしまうという、アクセサライザーがベータの0.27まで進化している。

使ってみたが,これは滅茶苦茶便利。

最初のアルファでははYAHMがないと起動出きなかったのが今のバージョンでは単体で起動出来るDAが作成される。

このDA自体のサイズは3Kしかなく,本体のアプリケーションをラップするだけのものだと思われるが,これでターゲットのアプリケーションがDAとして起動する。

とりあえずDAにして喜んでいるのは以下。

KK12C(HP12Cのエミュレーション、RPNの計算機)

Tasks

Keyboard (外部キーボードOn offの切り替えに)

Tasksの場合はTasksDAという3キロバイトのラッパーができるのだが、DateBk6など、TaskのDatabaseをOpenしているアプリが動いている場合には何も行わず終了するようになっているので、ファイルが破損することもなさそうだ。

どういうわけか、自分の環境では標準ランチャー画面で起動したあと戻るときに限り、キーボード入力部分が3セルにリセットされてしまうという不具合があるが、他のアプリケーションとの組み合わせでは問題ないので、実用には差し支えない。 早速不具合報告をしておいたが、今のままでも十分に使える内容まで仕上がっていると思う。

同じPrussさんのMykbdはマクロでDAが指定できるようになっているのでお好みのDAをTap一発で起動することも可能。

1src.comのフリーウエアダウンロードサイトで入手できる。(ただし登録が必要)

 相変わらずご活躍

Prussさんが 面白いアプリのアルファ版を公開している。

Accessorizer 0.11 alpha

どんなアプリをもDAに変換してしまうアプリだそうです。 なるほどこういう視点もあるよなあ。「メモリサイズが許す範囲内で起動できます」 そりゃそうだ。

一方 PalmPowerUPS の Dimitry のほうはベータテスターを募集中。OS5機で、メモリー不足に悩んでいるユーザーに限る、ってすごく気になる。 これは1srcのTXのスレッドで最初のポストが「DbCacheのサイズを大きくする方法はないの?」ってのに対して「HeapとDbCacheをダイナミックに設定できるようなアプリはいかが」なんてDimitryが発言していたスレでいきなりベータテスタを募集しはじめたので余計に気になる。

が 自分の実機を人柱にする気はぜんぜんないので、

日和見を決め込みます。

 救世主とGTD

自分はどうもゴシップ好きな人間であるらしい。 

実は最近Take Back Your Life(以下TBYLと称す)という本を読んでいる。 副題に「MSアウトルックを使ってorganize」とうたってあり、アウトルックをメインに据えたLife management/Time managementの本であるが、使う言葉は異なるにしても、内容的にかなりというか、全面的にGTDとかぶっている。 そこでおやおや、と思って前書きを見たら、著者のSally McGeeは昔Russel Bishopという人が設立したProductivity Development Groupという会社でDavid Allenとはパートナーだった人で、そこで育んだ考えを共有しているそうな。  そこでさらにこの前書きを読み進んで行ったら、「精神的な支えとなってくれた、John Roger と John Mortonに謝辞をささげる。」という文面に出くわし、

フラグが立った。

John RogerというのはMSIAを創設した人であり、John Mortonはその後継者とめされる導師である。(野次馬根性で調べました)

ちなみにMSIAはメサイア、あるいはメシアと読むらしい。  信者数5000人ほどの教会組織になっているとの事。 さらに John Rogerは 信者達からはJ-Rという呼称で親しまれている。 GTDを持っている人は本を見ると判るが、David Allenも確かにJ-Rへの謝辞を前書きで述べている。 (ついでに言うと、Russel Bishop, Sally McGeeの名前も出てくる)

YahooのDTG_Palmフォーラムでこの関係についてネガティブなコメントをした人の理屈を色々考えてみたのだが、

GTDとかTBYLで最初に言っている頭の中のもやもやを全部リストに書き出してすっきりさせる→頭の中を空っぽにする。

という手法がもしかして宗教的な考えとつながるかな? 禅だね。

でも、こんなことは25年前に読んだCharls Hobbsという人のTimePowerという本にも書かれていた。 Time Managementとしては”常識・王道”の当たり前の考え方であろう。

MSIA関連のページを少し読んでみたが、「大いなる意志が働いて大きくなるのならそれもよし、現状維持ならそれもよし、小さくなれ、というのならそれも良し」 と ぜんぜん世界制覇の野望のようなものが見えない。 往年のカリフォルニアのフラワーチルドレンとかヒッピーコミューンの感じ。

TBYL自体は非常にうまく書かれている。 ここから初めよ、ということで、アウトルックの設定の仕方からTodoのカテゴリーの設定の指示まで詳しいので、自分で悩むことがない。 一応カテゴリーの切り分けはGTDでいうところのProjectとContext相当項目を合せて13項目、NoneのカテゴリーをCollecting Point(GTDのInboxに相当)に使え、となっているので、16項目までしか作れないPalmのDateBkと同期しても管理できそうだ。 また3フェーズの1.5フェーズくらいまでしか読んでいないが、少し試してみようか、という気になっている。 Outlookを前面に押し出しているだけあって出版社はマイクロソフトだ。 OutlookなのでWindows Mobileなら即、このシステムをHandheldで運用できる。 

うん、彼らは世界制覇の野望を持っているだろうな。(爆)