Best sixteen とは言わない

ワールドカップサッカーで16強が出揃ったときに、家で「ベスト16が、」と喋っていたら息子にしっかり突っ込まれた。

「Round of sixteenだよ。」 「日本語ではベスト16というんだよ。Bestなんとかというのは和製英語で本当の英語でないことは知っておるワイ」と反論してみたが白い目で見ている。

そこで興味を覚え聞いてみた。 「ベスト8は英語でなんていうんだよ?」

首をひねって考えている。「バスケットボールだとエリートエイトっていう言い方をするよ。サッカーだとわからないな。」

ベスト8進出は Quarter Finals への進出だし、 4強はSemi Finalsへの進出だ。 それぞれQuater-finalists, Semi-Finalistsというような言い方をしていると思う。数字での言い方はあまり聞かないような。

「アイスホッケーだと Frozen four って言うよ。」 なるほど4つのチームに冷えて固まるって感じだな。

I tell you what…. こういうのはどうだろう。

ではじまるDmitryGRの書き込みが1srcのTXではなく、LifeDriveのスレッドに書き込んであった。

今は忙しくてまだ手が付けられないが、そのうちRom Crafting Toolの作成にかかるから半月後くらいにもう一度Remindしてもらいたいと。

で、DmitryGRは今何をやっているかというと、Powerdigiというデジタイザーのドリフトを解決する補正ツールを作っているらしい。

デジタイザーの座標の読みが時間がたつと徐々にずれてきて、そのうちタップしたいボタンがどうしてもタップできない、スクロールバーをドラッグできない、というような現象で、Preference Panelでのデジタイザーの補正ではどうしても修正できない、というような問題はもともとハードウエアの経時変化によるものだと思うんだが、これをソフトで直してしまおうというわけだ。

OS5専用のツールだということで、 今はTXのデジタイザーは問題ないから試してみる機会がない。

最近はハードの問題点をソフトでカバーする手法というか技術が当たり前のことになってきている。金型や設備に時間のかかるハードウエアの製作とちがって、ソフトウエアのほうはフラッシュ1発で書換えられるので、 納期が逼迫してくるとどうしてもソフトでの対応が多くなる。

People may think you can fix any prolem with software modifications.

昔はハード自体の工夫で例えば出力を1ワットなら1ワットに抑えるような細工をしていたが、この細工の部分は当然余計な金がかかっている。 したがって最近は工夫の部分は省略し、ソフトでコントロールすることにしているため、ソフトウエアを書き換えると2ワットくらいの出力を出せる、ような設計になっているものがある。 2ワットを連続して出力すると焼ききれてしまったりするわけで、昔かたぎの(って、何十年前なんだ?)設計屋にはとても怖くてできないしろものが生産されている。 以前は 「ユーザーの誤操作で壊れることはありえません。」というのが鉄則だったが、組み込み系のシステムについてはソフトウエアの書き換えツールさせあれば、そんなことは言えない世の中になってきた。

ま、昔から「改造品については製品の保証はしかねます。」という建前があるから、そしてソフトの書き換えも立派な改造であるのだから別にどうということはないのかもしれない。 が、ソフトは基本的に暴走するもんだ。(爆)

おっと話がドリフトした。

とにかくRomToolのほうは お盆休みくらいまでは動きがなさそうだ。 Rom Crafting Toolというキーワードが1SRCに出始めたら注目だ。

Rom Toolは夢か?

DmitryGRのカスタムロムだが、賞賛の声ばかりではなく、物議をかもしている部分もある。  

まず、NetFront、DriveModeという他のPalm機に実装されているアプリを吸い出して同梱していることに対する倫理的な疑問。  Dmitryの調査によれば、Clieを持って入れば他のPalmでもNetFrontを使うことはOK, PalmOneのデバイスを持っていれば他のPalm機でDriveMode、VoiceRecorderを使うことはOK.  ということなんだそうだ(本当か?)が、それではClieを持っていない人間はDmitryのカスタムROMは使えない、 ということになる。  

そしてCustomRomの作り方という他スレッドで立てられた議論の中での言葉のやりとりが、 「Dmitry、てめえ自分がええかっこしたいばっかりにパッケージ配布をして、肝心のRomToolを公開しないのはゆるせん。TreoのRomtoolを見よ、何も秘密にしないで公開しているから、Treoユーザーは好き勝手なことができるやんけ。 てめえは自分を恥とおもわんのか。」 「自分の作ったツールを公開するかどうかは自分の勝手や。 ほっといてんか。」 という具合にエスカレートし、 「まあまあ、DmitryのPalmへの貢献は誰も否定できないし、ここは事を荒立てる板ではございません。 」などとなだめ役が現れる始末。

ま、皆さんTX用のRomToolが欲しいのはご同様であるのだが、Dmitryいわく「今回のCustomRomはROMの一部分だけしか書き換えしておらず、 他の部分にあるアプリを消してくれとかいわれると、少しトリッキーになってくるので、検討が必要」との事。 つまり彼の作ったRomtoolはいわゆる玄人の仕事道具。そのままでは非常に危険なものなので、Romの内容までしっかり決めてパッケージ配布するのが安全だという考えも当然あるわけだ。

中には 「アプリケーションを全部Romから外してしまえばよい。 128メガバイトのフラッシュRAMがあるのだから、欲しいアプリはすべてRAMに移動させればDBCacheは大きく取れるでしょ。」という意見もあるのだが、これはTreoにおいて、JaponのフォントリソースをRomに押し込めることでDBCacheが増えたという報告とは相反するなあ。

日本語ROMに陽が当たるまで道は長そうだ。

 ベースボールリーグが始まった。

今週から子供たちのベースボールリーグが始まった。 夕方6時半開始。 会社を出るのがそれくらいになり、30分ほど遅れて見にいったら、息子がちょうどバッターボックスに立っているところだった。 

「打つかな?」 と思ってみていたら四球で出塁。 ツーアウトだったようで、後続が三振にうちとられてイニング終了。

どこの守りにつくのかと見ていたらトコトコとマウンド上へ。 「え、ピッチャーなの?」 「さっきまでショートだったんだけどね」と女房。 

ウオームアップを見ていたが「遅い球だなあ。 こりゃ軟投型か。打たせて取るタイプね。」

去年まではコーチピッチという、コーチがピッチャーをやる方式だったのだが、今年(10歳)からいよいよ本格的な野球になってきたのだ。 だからピッチャーというのは、初めての経験。 後で聞いたら心臓がバクバクしていたそうだ。

しかし、打たせてとるためには守備がしっかりしていないといけないのだが、、、、

10歳ともなると、身長の差などが出てくる。日本人のわが子はやはり小柄な部類に入る。 その子が所在なさげにポイと球をほうる。

最初のバッターは二塁にフライを打ち上げた。 これを二塁手が落として一塁セーフ

二人目はピッチャーゴロ。 息子がさばいて、二塁にそーっと投げてアウト、一塁セーフ。

三人目はジャスミートしてライトへのフライ。 外野手のいる場所に正確にとんだのにやっぱり取れない。 で、ランニングホームランになってしまった。

これで息子はコンチクショーと思ったようで。

急に球速が速くなった。 

後の二人を三振に討ち取った。

さらにその後2イニング投げ、 さらに三振を4つほど取り、他は全部ピッチャー前のゴロに討ち取り、自分で処理して そーっと一塁に投げことごとくアウトにし、無得点に抑えた。

一方相手方のピッチャーは本格派。 づーっと3人で終わるイニングが続いた。

試合イニングは7回まで、 敵軍最後の攻撃。 ピッチャー交代で、息子と仲良しのCがマウンドに立ち、息子は三塁へ。

わが子より頭ひとつ分背の高いCのウオームアップを見ていたら凄い速球だ。 これならシャットアウトできる、 と思ったら甘かった。 野球は次に何があるかわからない。 Cも初めて投げるということであがってしまったらしい。それよりもなによりも守備が穴だらけ。息子とCとその他、あわせて約四名で、フィールド全部を守っているようなものだ。 ポップフライでも出塁できるということで、 

ツーアウト満塁になった。 スコアは6対5. ヒットが一発でれば逆転の場面。で、カウントは2-3(ところでアメリカの場合はボールカウントを先にいうので、本当は3-2というのだ。 それとフルカウントというのはこちらでも使う立派な英語です。)

息子がCに声をかけてはげまし、投げた最後の球は見逃しのストライク。 試合終了。

とにかく勝ててよかったのだが、もっと守備の練習をしなけりゃだめだ。 わが子が結構できるというのは素直にうれしいもので、特に父親のほうは野球といえば子供のころ、それも7番センターしかやったことがなく、 その息子がどうしてこんなにできるのだろう。「私の血だ。」と女房が言った。 くやしいがそういうことにしておこう。

 TX ROM2

1src.comでは先週の土曜日あたりからDmitryGRが作ったPalm TX用のカスタムロムの話が盛り上がっている。 いらないアプリを削り、Drive mode, Voice RecorderなどをROMに追加した上で、インストーラの形で配布している。 インストールしたあと何度かリセットをするとRomの内容が更新されているという仕組み。

パッケージの形で配布されており、自分の好きなアプリを選ぶということはできないのだが、 TXのROMをハックするという初めてのツールではないだろうか。

パッケージ自体は安定しているようでTXをだめにしたという話は今のところ出ていないし、Wifi用のSecurityアップデータを使って、オリジナルROMに書き戻すことも可能との話。

期待が持てるのは”自分の好きなアプリでROMを構築できるようにして欲しい」という要望が相次いでいることで、Dimitryがこれに答えるような形でTX用のRomToolを発表してくれれば日本語化部分をROMにおくことによってDBCascheを広く取れる可能性が出てくる。

すでにせきのさんのT-pilotではTreo650のRomにJaponのフォントを入れ込んでしまうというワザが紹介されているので同様なことをやればTXのカスタムロムも可能だろう。 問題は今までTX用にJackFlashのようなToolがなかったことなのだが、これで少し望みがでてきた。

Help ni

つじさんのところのDateBk 6ヘルプ翻訳Wikiで少し翻訳をやってみたが、問題は英語じゃなくて日本語のほうだった。 こんな言葉があったよなあ、とかこういうときに使えるニュアンスがある、とか思うのだが全然思い出さない。  これじゃあかえって迷惑だったかも。

リハビリは続く。

帰宅したら息子と女房が「アライグマが裏のデッキに出た」「追い払おうとしても平気な顔してた。」

と騒いでいた。 見当たらなかったので、そのまま夕食を済ませ、ひょいと後ろを見たら やっぱりいました。

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こりゃベービーちゃんだ。 母親はどこ言ったんだ(怒)

レールにしがみついたり、ふらふら床の上を歩き回ったり、まったく人間を警戒していない、というかなめとる。 無視してみたものの、づっと居続けている。 こりゃあまたAnimal Rescueかと思い始めた直後、母親がやはりデッキによじ登ってきて、2頭で仲良く森に帰っていった。 

母親が近所のゴミ箱をあさっている最中、保育園にでも預けるような気持ちで裏に放り出していったんだろうか。 いやまさかなあ。

夕方キャッチボールをしていた息子が家に入ってきて 「小さな鳥が落ちている」 と言う。

出てみると、種類は不明ながら孵化したばかりの雛とおぼしきものが街路樹の下にうずくまっている。 

木の上には鳥の巣など見えないし、いったいどこから落ちてきたのだろう。 近所の猫がこっちを横目で見ながら通り過ぎていく。

「こりゃあ、小さすぎるな、もう助からないよ。」

「かわいそうだよ。」

「これが自然の摂理ってもんだ。」 と決め付け、自分はいったん家の中に戻った。

しばらくしたらまた言ってきた。「Animal Rescueに電話しようよ。 助けてくれるかもしれないよ。」

そうか、その手があったか。 だめもとで、近所のHumane Societyに電話を入れてみた。 すでに勤務時間は過ぎているから案の定留守番電話だ。 ところが、

「24時間のAnimal Emergencyにメッセージを残すには3番を押してください。」というメッセージが流れた。

そこで、状況を説明して切ったら、5分くらいで電話がかかってきた。 もう1件仕事があるが、その後うかがいます、という。 

結局”Animal Rescue”と横腹に大書したバンがやって来たのは9時半過ぎだったが、靴箱にティッシュをしいて保護していたひな鳥を、「保育器に入れて様子をみてみましょう。」 と引き取っていった。

息子も安堵した模様。  子供の一言がなかったら見捨てていたところだった。 子供の思いやりに学んだ。 少し気持ちがあったかくなった。

OutlookとPalm Desktopを使いわける。

Palmを自宅とofficeの2台のPCで同期させている。

職場の方はMS Officeなので、 すくなくとも住所録とカレンダーは Outlookに同期させないと話にならない。 自宅のほうはPalm Desktopだ。

OfficeのPCはPalm Desktopもインストールしていて、Palm DesktopとOutlookを両方とも同期させるにはこちらのSyncexというユーティリティを使わないといけないのだ。 HotSynのプログラムではひとつのデータベースに対するコンジットはひとつしか割り当てられないというルールがあるので、このSyncExというプログラムのコンジット内部でOutlookとPalmそれぞれのコンジットへのスイッチングをしているのだ(と思う)。 値段は17ドル。 10日間の試用期限付。

ただし、 同一PC上でも住所録とカレンダーはOutlookで同期させ、タスクとメモをPalm Desktopに同期させるというような細工はSyncExのようなAdd-onを買わなくてもできる。

PalmがリリースしているCondCfg.exeというToolを使ってOutlook用のDll(ocpで始まる)とPalm用のDll(Sgで始まる)を切り分けて指定してやればよい。

コンジットはOutlook用が指定してあると仮定して、MemoとTaskをPalm Desktopに

同期させるように変更の手順は以下のとおり。 

1.CondCfg.exeを起動し CreatorID Pmemをダブルクリック

2.コンジットの指定部分の最初のocp….とあるところをSg….と書き換える

3.Nameのところの (Outlook)を(Palm)と直しておく。

4. OKでセーブ

5.CreatorID Ptodの項目も同様に変更

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ちなみに自分が使っているCondCfg.exeはCurrencyという為替計算器のConduit導入パッケージについてきたもの。

ところでこの為替計算機は大変便利で、Hotsyncをするたびに、最新の為替データがダウンロードされるため、いつも最新の為替情報で金額計算ができるという優れものだ。 昔からあったが、いつの間にかデータベースをアップデートする人がいなくなっていた。 今回SorceForgeに母屋を移し、OS5.4用に書き換えられたものを見つけて早速使わせてもらっている。

IKEAの恐怖

IKEAが近くにオープンすることになっていて、通勤に影響が出るのではないかと今から心配している。 日本語だとイケアと発音すると思うが米国ではアイケアだ。 同僚のスウェーデン人に聞いたところによると、ここの創業者のイニシャルがIKなんだそうで、これが社名の由来だが、このIKさんはお国で一番の金持ちのくせに、とってもけちなんだそうだ。 TV局に出演するのにバスで出かけてそのバス代(社会主義国家のスウェーデン、額は知れてる)を請求するほどの徹底振りだという。 まさに金持ちの王道をいっている感じ。 振り返ってみれば自分はまたまたFundRaisingに寄付してしまった。 アイケアでも散在しそうな予感だし、金持ちにはなれませんな。