愚息、所望の担任を射止める。

夏休みが終わる3,4日前に学校から手紙が来た。 新しい担任の名前を知らせる手紙だ。 ミセス・Kだった。 本人は以前から彼女がいいと言っていたので、希望が通った形になった。 3クラスしかないので、確率は1/3だが、 後の一人は嫌い、もう一人は厳しすぎて、宿題がいっぱいでるから嫌だと言っていた。 女房がどうしてそう思うのかと聞いたら、以下のような話をした。

3年生の最後の日、休み時間がいつもより多くあったので、友達のCを誘って4年生に話を聞いて回ったらしい。 そのインタビューの話を総合した結果、ミセス・Kが良いという結論に達した由。 

へんなところに知恵が回る子だ、と女房が嘆息した。

先月、SEARSに行って、新しい洗濯機とドライヤーを注文した。 なかなかタイミングが合わず、実際にものが自宅にデリバーされたのが先週の水曜日だった。(8月24日) しかもすべて取り付けてくれるのかと思っていたら、ドライヤーのほうの配策は自分でやることになっていたのだった。 早速カーペンターブラザーズに行って、コードを買ってきて取り付けたりしているうちに2時間が過ぎてしまった。

以前の洗濯機は10年以上使ったが、最初からバランスが取れていないようで脱水時に床の上を踊りまわっていた。 そのために、床に穴があき、0.5インチ厚の板を床に打ち付けてしのいでいたのだ。 今回はこれを教訓とし、最初から0.75インチ厚のオーク材を下にしいてみた。

洗濯機自体は時代の先端を行くタンブル式の省エネタイプ。  使う水の量は三分の一、電気の量も三分の一と言ううたい文句なのだが、なかなかどうして、たいしたものなのだ。まず普通に洗濯しているときにはモーターの音がほとんど聞こえない。 脱水しているときも、すこし水平度を調整する必要はあったが、それ以後はほとんど機械のブレが出ない。 以前に比べたら驚異的に静か。 前の洗濯機の時には洗濯しているのが居間にいても判ったが、今回の洗濯機は終了のブザーがなるまで気がつかないのだ。 女房はうれしくてたまった洗濯物を全部1日で洗濯してしまった上に、息子のベッドの掛け布団まで丸洗いしてしまった。 いやあ、静か。

ちなみに購入したのは Kenmore Elite Te3t という製品だが、ネットで調べてみると、ドイツのOEM品だそうで、むべなるかな、このWash Cycleの懲り方はアメリカ人では出来そうにない。

まずスイッチを入れるとゆるゆると右に左に回転し、洗濯物をほぐしにかかる。

それから少しづつ水を入れ、洗剤を入れて、今度は少し早めに右回転でぱたぱた、左回転でぱたぱた。前の窓がガラス張りなので何をやっているのかが良く見える。

脱水のときにも最初はゆっくり回転し、ある程度遠心力で衣類が均等に散らばってからフル回転に入る。 それでも最初は必ず偏りがあるが、最初のスピンでは最高速まで回さず、振動しそうになる直前でいったん回転を停止する。 それから、またゆるゆると回転して、衣類の分布を均等に分散させてから、徐々に回転を上げていく。 あったまいいなあ。 洗濯機の動作を飽きずに眺めることになるとは思わなかった。

 女房、家出する

いつものように家に帰ってガレージドアーをあけたら女房のロデオが無い。 あれ、買い物にでもでかけたかな、でももう7時過ぎだぜ、と思いながら家に入ったらダイニングで息子がさめざめと泣いている。

「おいどうした。」

(ぐっすん)「ママが家出した。」(わーん)

夏休みでずーっと家にいる彼の大きな態度がだんだん我慢できなくなってきていたところに、約束を破って遅くまで外で遊んでいたのを謝りもしないで家に帰ってきたのを見てかっちーんと来たらしい。

携帯で連絡を取りながら父親の自分のサポートも悪かったと謝りながら(何故だ?) 2時間後に無事帰宅。  愚息は2時間後には通常のでかい態度にもどっていたが、父親はひやひや。 幸いな事にいまだに夫婦。

 仕事か趣味か

で、 Stevens point の帰りにシカゴのミツワマーケットに寄っていくのは慣例になっていて、ここで日本のお菓子やパンを買ったり旭屋書店で立ち読みしたりするわけだが、 このミツワマーケットの裏の方、ほとんどビジネスコンプレックスというかスゥイートになっているところにJBCという日本の古本専門店があったりする。 ここでいつも1時間ほど過ごし、 その間息子は漫画をむさぼり読み、我妻は大量に本を抱えてレジへと向かう。なんといっても新本よりは安いのが魅力。 その上、ここの年配の叔母さんはやたらにサービスが良く、前回も息子が漫画を何冊か買ったら、「自分のお小遣いで買うの?そうそれなら、10ドルのところ7ドル」とか言ってまけてくれるのだ。 今回も50ドルくらいになったら、40ドルで50ドル分になるクーポンを買うことを進められ、さらに、45ドル分しかスタンプを押さなかったので、後5ドル、今度行った時につかえるのだ。

仕事は趣味でやっているのだろうか。

先週1週間は息子のバイオリンキャンプだった。

WisconsinのStevens Pointというところまで出かけてきた。 ここのUniversity of Wisconsinという大学のキャンパスを使った合宿だ。 宿泊は大学の寮。 朝から晩まで音楽漬けになった、とはいうものの、子供はバイオリンの練習は二の次で、本当は友達を作りにきているのだった。 

ここ数年、子供のスケジュールで親の休暇が決まっている。 前回はカブスカウトのキャンプ。 今回はバイオリンのキャンプ。

まあ、安上がりに済んでいるからいいか。