HP41の復活

なんか子育て日記からハイテク日記に変ったみたいだが、今はTXへのマイグレーションに手を焼いているので自然にこうなる。

T3からTXに移行するついでに、使っていたアプリのアップデートを調べていたら、P41CXというHP41のエミュレーターが320x480に対応した新しいバージョンになっている(ったって、0.12Kなんだけど、この作者、延々とバージョン0.12である)のに気がついた。

で、TXに載せてみたのだが、 これって見栄えがすごくよくなっている。

昔、HP41が買いたくても値段を見てひるんでいた(そしてEducalcのカタログで、豊富なオプションロムやらアクセサリーをあきず眺めていた)世代としては、 「とうとう我が物になったぞ、」って感じである。 Rom Imageを無料公開しているHPに感謝。 これでスキン切り替えでオーバーレイが出来るようになったら、それこそ実機にまさるというもの。 もうスピードは圧倒的にPalmのほうが速いのだから。

フォトリアルなスキンが一番見やすいというものでは必ずしも無い。 例えばFree42はモノクロのデフォルトスキンが操作性を考えると一番だ。 ただし、P41CXについては見事にフォトリアルと実用性が共存している。 偉いえらい。

一方、HP48GX/HP49GのエミュレーターであるPower48のほうはTXではメモリー不足でロムイメージを展開できませんと出てしまう。 以前もT5が出たときに、メモリー部分を少しいじったという記述がリリースノートにあったので、TXでも多分メモリーモデルの調整が必要なんだろうが、作者は最近アップデートにご無沙汰であり(なんとTIのエミュレーターを作っているらしい(怒))、対応してくれるかどうか心配。 こっちは困った。

Palm TX。 俄然安定してきた。

ptoolSetのアップデートのあと、TealMasterを削除、 Teallaunchが使えなくなって失った機能をptoolsetでぼつぼつ作りこんでいるが、今までのリセットが嘘のよう。 Sekinoさんの方角に足を向けてねられませんな。(って、日本は地球の裏側だからどちらを向いても足を向けることになるなあ。)

冗談はさておき、ptoolsetでホームボタン指定を変えても、長押しでヒストリーが出てくる機能はちゃんと残っている。逆に言えばptoolsetの長押し設定が効かないのだが これは便利。話題のSharkTXFixを使ってもコントロールバー上のfind改めホームボタンは長押しで履歴が出るところまでは再現されていないので、この機能までのっとられると困るとおもっていたのだ。(もっともこれのおかげで、PtoolSetでボタン指定できるアプリは10個(1+3+3+3)にへってしまったが。)

そのSharkTXFix、同梱されているスキンでfindアイコンをホームアイコンに書き換えてしまうようになっているが、直接ロードせず、一応(SkinDIA改め)mySkinをかましておいた。どこかのフォラムでスキン書き換えのトラブル報告があったためと、Fitalyと共存させたかったからだが、FitalyのほうはT3用のExecutable + mySkinのFitalyComponents Merge機能のおかげでばっちり動いている。 そのFitalyのレイアウトの中にもホームアイコンが入っている。 ホームボタン1個、ホームアイコン2個のPalmになってしまっているが、ボタンのほうはmemoleafにアサインし、Fitalyのhomeアイコンはなぜか長押しで認識されるのを逆手にとってHi-launcherの起動トリガーをホームアイコンの長押しに指定しておいた。 Fitalyのホームアイコンタップで、hi-launcher起動、 コントロールバーのホームアイコンでFavoriteとアプリケーションランチャーの起動、 さらにPtoolset上のPtoolButtonを使った簡単なメニューの表示などで、各種アプリの起動は万全。

話は戻ってFitalyはTXとZ22がサポートできないという口実でPalmの開発を打ち切ってしまった。 Forumを見ると、PalmのOSの(品質と対応の)悪さを理由としているようだが、mySkinがいとも簡単に解決してのけたことなので、やはりPalmに見切りをつけて、マイクロソフト一本でやります、ということなんだろうな。、 そのmySkinだが、設定でシルク部分のアプリのアイコンをカラー表示することができる。 カラー表示にできないのは、もともとのホームとかメニューとかのアイコンのみ。こりゃ楽しい。

 チーム競技はバランスだ

今年も息子の冬のサッカー室内リーグが始まった。 前回は全勝優勝してしまったので、格が違うリーグに編入されている。 最初の相手はAnn Arbor10歳以下の最強チーム 4対0で負け、次のチームはアンアーバー10歳以下第2のチーム、5対2で負け。 スイーパーのはずの息子の2得点が唯一のゴールというのだからこれは勝てない。

昨年走り回っていたBが抜けているのも痛い。 連係プレーがうまくできなくなっている。 コーチが息子を交代させない。 息が切れてきて自分から訴えて引っ込めさせてもらっていた。 おまけに30秒ごとに「もう出られるか」と聞いて来るそうだ。  ひとり外れるとみんなおかしくなってくるというチーム競技の難しさ。

昨日は他の子達が盛り上がって前半で早くも3得点を挙げ、その結果、わが子はデフェンスとアシストに専念でき、これはいけるかムードになってきたら、前半終了5分前で会場が停電になり、そのまま試合がキャンセルされてしまった。 うーん残念。 せっかくいいムードになりかけたのに。

Palm TXは自分が始めて買ったNVFS搭載のPalm OS機

ノンボラメモリーになったので、バッテリーの切れ目が情報の切れ目となることがなくなった、ということなんだが、今までを振り返って考えてみてもバッテリー切れで情報をパーにした覚えがない。 SDカードを使えるようになる前からVisorではスプリングボードを使ったバックアップを取っていた。

TT3と比べると

LEDが無い。

バイブレータ機能が無い。

ボイスレコーダー機能が無い。

スライダーの廃止

の代わりにWifiが装備されている。

値段が3/4になったが、原価低減できるところは徹底的にやって、Wifiは回路の集積化でこの値段にしましたというところか。 199ドルのPDAにWifiがつくのもそんなに遠いことではなさそうだ。(もしそれまでPDAという形態が残っていればの話だが。

で、このNVFSなのだが、従来のPalm機と使い勝手に差がある。 時々アプリのスタートアップに遅れが出るのはRAMの部分を整理しているみたいなのだが、これって、昔のBASICのガベージコレクションを思い出す。

PtoolSetもまともに動いてくれない。 最初はJaPonとPtoolSETの相性の問題かと思って、Sekinoさんに投げてしまったが、結果がわかってみればPtoolset側の問題だった。 Sekinoさんのアドバイスで修正し、動くようになった今もPaulはPalmOSの問題だと信じているようだ。 まあ、とにかく使えるようになってよかったのだ。

PaulはPeditとかLaptopHackとか開発していて、結構老舗のプログラマーだと思っていたのだがこういうことってあるんだなあ。

自分のPtoolsetの使い方。 

機能が豊富。ありすぎ、という気もするが、Paulは昔のハックマスター用のハック機能の集大成を考えたのかもしれない。自分の使う機能はそのうちのごく一部 本来は使っているモジュールだけ実装すれば良い筈なのだが、マニュアルが読みにくいので、全部のモジュールをインストールしてしまっている。 キーボード支援の機能が相当あるはずなのだが、それらは全く使っていない。

pPscriptPadに以下のスクリプトを置いて

pScript_11

{FEPSwitchDA::/&daLaunch[@@FEPSwitchDA@@]} //toggle Japanese mode with the DA

Ptoolprefで、TAPのSweetSpot検知を有効にし、 表示部分の下側の境界線、左4分の一の部分にこのスクリプトをアサインしてあげると、 ちょうど 入力モード表示のaとか反転したPのあたりをワンタップで英語入力モードとPOBOX入力の切り替えができるようになる。

さらにpScriptPadのメニュー項目でInsert pScriptでは実行中のアプリを取り込んだスクリプトを自動生成してくれる機能を使って以下のスクリプトを作成し、

pScript_01 {MemoLeaf::/&launch [@@MemoLeaf@@,0]}

pScript_02 {DateBk5::/&launch [@@DateBk5@@,0]}

pScript_03 {Life Balance::/&launch [@@Life Balance@@,0]}

pScript_04 {PhoneMagic::/&launch [@@PhoneMagic@@,0]}

.

.

.

以下同様

これらをPtoolPrefで、それぞれのハードボタンの長押し、または超長押しにアサインすることによって、同じハードボタンの押し加減で三つのアプリを選択起動することが可能になる。 ナビゲーションボタンには対応していない。PaulもTXを購入したので、そのうち対応するかも。

他の機能では

PTodotool :アプリを終了しないで、todo項目の追加

PMemoTool: アプリを終了しないでMemo項目の追加

PDate Tool: アプリを終了しないで Date項目の追加

主につかっているのは、こんなところか。

あとはPButtonという機能があって、これが結構面白い。

PscriptPadに以下の記述をしておく

custBtnPageTotal=5 //ボタンのスクリーンを5ページ予約

//001は1ページ目 1ページにつき、ボタン10個指定可能

custBtn.001.1{ButtonLabel::Data or Script}

custBtn.001.2 {Hello world::Hello /0x20 world}

//単純なるキャラクター入力

custBtn.001.3

{pScript#0::/&mess@ [@@世界が平和でありますように@@,,300] /&mess@ [@@家族も安泰@@,,300]}

//画面にメッセージ出力

custBtn.001.4

{MyName::First/0x20 Last}

custBtn.001.5

{today::/GZ/dm///dd///dy/0x20/0x04} //OSとはフォーマットの異なる日時の挿入

.

.

.

以下同様

ちょっと面倒くさいが、この調子でいくらでもボタンが作れる。 メモなどで、定型文などを入力するのに便利。 

スクリプトではマクロも呼べて、

Submitted by Bruce McGuire II 02/03/03

//| flush (R.T.Init): |

//flush pScript:

// Flushes all event Qs.

{flush::

/&runtimeInit[]

}

//| DS (Date-stamp): |

//pmDS MACRO:

//Prints:

//YYYY-MM-DD HH:MM:SS (Day,Month-DD,HH:MM[am,pm])<newline>

//This takes 41 bytes!

#pmDS BEGIN[

/dY-/dM-/dD/xs

/dH:/dN:/dS/xs

(/Ed,/Em-/dD,

/di:/dN/da)/0x0A

]NIGEB

こういうものを作りはじめれば、はまりそうだが、そこまでやる気力はもちろん無い。