さて、HP-33Sのフェースリフトかと思って購入したHP-35Sであるが、 少し進化しているようである。 ようである、というのは、まだ分厚いマニュアルの全部に目を通しているわけではないのだが、 最初の方に出てくるスタックの説明を見ると、33Sでは実数しか入らなかったスタックに2次元データはおろか、3次元ベクターのデータまでもが入るようになっている。 まあ単純にスタックのスペースが3倍になってます、といえばそれまでだが、33Sではスタックを2個づつ使って2元データを格納していたことに比べると進歩である。 35Sの流れというのは41-> 42-> 32s->32S II -> 33S -> 35S という感じで、スタックは昔ながらのX,Y,Z,Tの4つしかない。
これに対し、 いわゆるRPLを実装する 28C/S -> 48SX/GX ->49G -> 50gの流れのグラフィック系はスタックが無限大に取れるし、使えるデータタイプも多い。
でも正直言って、28Cを買った20年前から感じていたのだが自分には使いきれない(必要ない)機能満載なのであった。
というわけで、今一番手ごろな値段のHPらしい計算機というと 35Sということになる。(とは言っても60ドル近くするのである)
HPは数年前まではXpanderという、見た目PDAか携帯か、というような計算機を開発していたのだが、それも中止してしまって、本当にもう撤退するのかと思っていたのだが、まだなんとか老舗の意地でつくっているようである。 昔のHPの計算機はキートップが(金太郎飴のような)2体成形で、どんなにすりへっても数字や記号はかすれないようにできていた。今は印刷技術が進歩して簡単にかすれないようになっているはずだから、完全な過剰品質であるが、そういうこだわりがHPの計算機をささせていたような気がする。
ところで最近CasioがClassPadという、それこそExpanderができていたならこんな感じか、というような計算機を出しているのを知った。
思えば自分の最初の計算機はFx-15なのであったが、HPと違って今も気を吐いているなあ。というわけで、昔なつかしの画像をどうぞ
