子供の友達の親から電話がかかってくる。 「お宅の息子が学校に持ってくるBabyStarというスナックはどこで手に入るのか? わけてもらって食した自分の子供の大好物になっている。 どうしても買ってきて欲しいといわれているのだが、」 てな話を聞いたのは今から1年くらい前。 乾燥ラーメンのスナックはその後クラスでブームになり、 自宅から15分くらいのLivoniaという街にある日本食材店は急にこのスナックの売り上げがのびたのでびっくりしたかもしれない。 ポッキーにいたっては、普通のスーパーマーケットでもおいているくらいで、 子供が学校に持っていくと半分くらいはまわりに取られてしまうのだが、最近では他の子供も持ってきて色々なフレーバーで競っているらしい。(イチゴ味だよ!、僕のなんか抹茶だぞ!)
Ann ArborのダウンタウンにはWYSIWYGという日本のアニメ専門店みたいな店があって、ショーウインドウーには人間並みの大きさのZacがデーンと構えているのだが、中に入るとアニメソフトの他に色々なグッズも置いている。 ラムネとかポッキーなどはJapanese Cultureの代名詞らしく山積みになっている。
注: WysiygはWhat you see is what you getの略であります。
J-Popという言葉を聴くようになったのはPuffy AmiYumiがポピュラーになったこの1~2年くらいだと思うが、アニメ、漫画の他に、日本の文化ならなんでもというわけで プレーステーション、 ポケモン、コスプレはもとより、Tシャツのたたみ方からアルゴリズム体操まで全部J-Pop?
最近はNarutoとBleachとポッキーが流行なんだそうだ。 Graphic Novelsというのはもともと劇画という意味だったと思うんだが最近は漫画全般を指すようで、Barns and Noblesのような大型の本屋さんにもコーナーができていて色んなタイトルがおいてある。 さすがに立ち読みされるとまずいと気が付いたようで、日本並みにプラスチックラップをしたものも現れはじめた。 英語版の少年ジャンプがすごいと思うのは、日本並みに漫画を右から左に読ませる体裁で発行していることで、 左側のページから読もうとすると 「ストップ! あなたは逆に読んでいる」という活字が目に飛び込んでくる。 ジャンプ以前は鏡イメージで印刷していたから「日本人は皆左ききなのか?」という誤解が生じないでもなかった。
以前、息子が友達に「僕本当は日本はきらいなんだよね。」といわれて「むかっ!」と来、「日本がなければ、君が遊んでいるゲームキューブもプレーステーションもポケモンもないんだぞ!」と言い返し、友達は何も言えずに退散したことがあった。 善悪は別にしても日本の文化は以外と浸透している。