またまたWP34Sである。 Development site からはすでにダウンロードできていたが、プロジェクトサイトの FileセクションのZIPも正式にバージョン2.2がポストされたようだ。
これで2.2の開発は終了し、今後はキーボードレイアウトの変更を含むV3の開発がスタートする、ということなのだろう。
http://sourceforge.net/projects/wp34s/files/
このページにはケーブルの入手方法、オーバーレイの入手方法、フラッシュツールなどが明記されるようになった。 これで必要な情報はすべて一瞥できるようになったわけだ。
ところで、オーバーレイのx<>y(swapキー)のシフト部分がf、g、hがそれぞれ、x<>任意のレジスタ、xレジスタからアルファレジスタへの変換、アルファレジスタからxレジスタへの変換となっているところ、実機の動作はx<>任意のレジスタ、y<>任意のレジスタ、z<>任意のレジスタ となっている。 ではxレジスターとアルファレジスタの変換はなくなったのか、というとそうではなく、f-Enter でアルファモードにしたときにはオーバーレイ通りの動作になる。 ということで、まったくなくなったわけではない。
最初はオーバーレイのレイアウトに準拠した形に戻す、というコメントもでていたが、結局この形に落ち着いたようだ。実際に使ってみるとわかるが、このキーはすべてレジスタのスワップの機能になっているし、押したときに選択された機能がドットマトリクスの表示部に出るので迷うことはない。
t<>任意のレジスタ という機能もP.FCNメニューの中にあるので、スタックレジスタ4本、すべて個々に内容の操作が可能ということになる。
フォーラムの住人たちの中には2.2の実機をまず作成しておいて、 V3の実装にはまた新しくHP30bを購入するつもり、というコメントを出す人たちが少なからずいて、hpの計算機って、趣味のせかいなのだなあ、と改めて思った次第。(まあ、私もTrapされてしまった一人ではあるのですが)
ところで、WP34Sには LastXというHP使いにはなじみのあるキーが無い。 これはRCL Lというキー操作がLastXと同じ機能を提供する。 LastXを設定してもシフトキーを使うとすると同じ2ストロークの操作になり、ただでさえ機能の数に対してキーの数が足りない状態。あえて入れる必要がない、ということで落着しているようである。