hp15c あれこれ、その2

PSEの”bug”だが

この15cは28年前のROMイメージをそのまま使い、アームプロセッサ上で動くエミュレーターで動かしている。(と思う) したがい、PSEのコマンド自体に問題があるのではなく、その下にあるエミュレーターレイヤーがうまくLCDドライバーを動かせていないというのが本当のところ、だという気がする。 ドライバにラッチをかけて表示するタイミングがうまくいっていない、という感じ。PSEコマンドの実行中、表示は出てなくてもプログラム自体は動いており、終了すれば、表示も復帰するのだ。 でも12c+のエミュレーターとの違いはなんなんだろう。

このエミュレーターの問題点はセルフテストにも現れる。オリジナルの15Cのセルフテストルーチンはエミュレーター上で動かすとエラー表示を出す(ハードの様子がオカシイと苦情を言う)ついでにプログラムレジスタをも壊してしまう訳だ。 これはマニュアルにそう説明するよりないだろう。 30年前というと、設計者はおろか、開発ツールなども多分ないから、ソースを手直ししてコンパイルしなおすなんてことはできないはず。

エミュレータをロバストにしてこういう事が起こらないようにする、というのはありかもしれないが、セルフテストだけのためにそこまでやるとは思えない。

ロムをそのままで、エミュレーターでごまかすのはインチキだ、という気がしないでもないが、最近のハードの発展はすさまじく、速度がオリジナルの100倍近くでて値段も当時の半額、と言われればそれでいいのだ、という気にはなる。 自分のもっている48gにしても同じグラフをdroid48で描画して時間の差を比べてみれば、自転車とF1マシンくらいの速度差がある。

 

Windows で動くfree42のえらいところは、ロムをエミュレートするのではなく、最初から書き直してあるところ。

閑話休題

 

hpmuseumで、ここ数日来話題になっているGSB Iの問題(GTO と同じようにI に負数を使って戻り先のアドレスを指定しようとすると戻り先がずれる)というのはオリジナルの15cでも再現できる、というか、昔の日本語のマニュアルにもそう書いてある、と言う投稿があり、落着。

これまた、hp15C LEのイメージロムがオリジナルと同じものだというなによりの証拠か

キーボードに問題あり、という個体の割合がフォーラムの購入者のなかで、1割以上出ているようで、HPのメンバーが、情報を集めようとしている。 何が問題かというと、キーがクリックしているのに電気的接触がおこらない、というもの。機械的にクリックしたフィードバックがあっても、まだ接点が閉じていない。フワフワキーでそもそも機械的なクリック感のフィードバックなどない20bなどでは起こしたくても起こり得ない問題。  幸い我が家の実機では問題なし。

それにしてもこの15C、最近の電卓に比べて機能的に劣るとはいえ、絶妙の大きさ(コンパクトさ)である。 他の電卓がみな、どんくさく見えてしまう。

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