夕方キャッチボールをしていた息子が家に入ってきて 「小さな鳥が落ちている」 と言う。

出てみると、種類は不明ながら孵化したばかりの雛とおぼしきものが街路樹の下にうずくまっている。 

木の上には鳥の巣など見えないし、いったいどこから落ちてきたのだろう。 近所の猫がこっちを横目で見ながら通り過ぎていく。

「こりゃあ、小さすぎるな、もう助からないよ。」

「かわいそうだよ。」

「これが自然の摂理ってもんだ。」 と決め付け、自分はいったん家の中に戻った。

しばらくしたらまた言ってきた。「Animal Rescueに電話しようよ。 助けてくれるかもしれないよ。」

そうか、その手があったか。 だめもとで、近所のHumane Societyに電話を入れてみた。 すでに勤務時間は過ぎているから案の定留守番電話だ。 ところが、

「24時間のAnimal Emergencyにメッセージを残すには3番を押してください。」というメッセージが流れた。

そこで、状況を説明して切ったら、5分くらいで電話がかかってきた。 もう1件仕事があるが、その後うかがいます、という。 

結局”Animal Rescue”と横腹に大書したバンがやって来たのは9時半過ぎだったが、靴箱にティッシュをしいて保護していたひな鳥を、「保育器に入れて様子をみてみましょう。」 と引き取っていった。

息子も安堵した模様。  子供の一言がなかったら見捨てていたところだった。 子供の思いやりに学んだ。 少し気持ちがあったかくなった。

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